はいから的EU圏への片道切符④: ドイツお部屋探し編

記事一覧: ①志望動機 出願書類・準備 ③ドイツ大学院留学に関する奨学金 ④ドイツでの部屋探し(本記事)

今回はぼやき多めです。特に部屋探しで苦労したこともあったので、いつかどこかで誰かのお役に立てれば幸いです。


ざっくりEUのジョイントディグリー

先にお断りしておきますが、もちろんプログラムに依るところは多いと思います。あくまでも私の個人的な体感です。

受け入れ大学側からの扱いは交換留学生未満

同じプログラムでも大学に依るかもしれませんが、少なくともTUMでは交換留学生未満です。学術世界へのアクセスという点では正規生と変わりませんが、大学からの”生活面でのサポート”は手薄いです。

何よりまず大学寮に住めない!

嘘やん…TUM正規生はtuition feeとして(正確にはadmistration fee)年間€300以下、earsmus plus生は年間€6,000(EU圏出身は€3,000くらい)と20倍もプログラムに払ってるのに???ドイツ一物価が高いミュンヘンで?大学寮に住めないだと??理工キャンパスのあるガルヒングはミュンヘンの上を行く賃料なのに???嘘でしょ??????

実際にはこのジョイントディグリー費用約72万円から…

  1. TUMの費用(約4万円)
  2. 健康保険料(年間10~20万円くらい?)(住宅保険も含まれるプラン)
  3. ドイツ語初級コース(約2万円)
  4. M1, M2夏に開かれるサマースクール費
  5. スタッフ費用等々大人の事情

以上がざっくりと支払われるわけですよ。とすると、TUM側には正規生と同じ分だけのお金が回るのに大学寮に住めないだと…!!不公平だ。じゃあジョイントディグリーのスタッフに頼めばいいじゃないか、そう思われるでしょう?合格通知を頂戴してしばらくするとドイツの担当者からも連絡が来るんですけど、「部屋は自分で探してね。今までのプログラム生も部屋見つけたし、大丈夫よ。内見行ってないのに前金払えとか言ってくる奴は無視したらいいからね。家主のことを不審に思ったら連絡くれたら調べるよ~」とのメールが。最後の心遣いがありがたいなんて思った私をぶん殴りたい。放置かよ…何のためのバカ高い授業料だ(弊社比)…7月くらいに大学管轄の学生寮に空きがあるとの連絡を同担当者から連絡貰ったけど、TUMじゃない、LMUじゃないか…ガルヒングキャンパスまで電車で片道1.5 h…何のための海外進学だ(学部時代通学時間として日に3 h費やしてて、大学近くに住みたいがために海外進学を選んだ人間)。ということで自力で部屋探しを始めました。

ドイツ 部屋探し」でググるともう絶望しか感じないんですが、もしこれからドイツで部屋探しする人がいらっしゃいましたら応援しております。ほんと、頑張ってください…

其四、はいから的ミュンヘン周辺の部屋探し

まず、TUM大学寮@ガルヒングだとフラットタイプ(共有)で月€3~400。学生向けとすると妥当な賃料ですよね。ライプチヒならこの賃料で1人部屋借りれるんですけどね。ではミュンヘンはどうかというと、平均すると一部屋月€700。€650~850が多い印象でした。では通学時間を短くしたいのでガルヒング!となると、€750~1,000くらい。でも、そもそも空き物件がない!あっても家族向けの2LDKを€1,200とか。学術都市というのもあって学生からの需要が多い町です。ここで空き物件を見つけるのは至難の業です。TUM大学寮以外にも会社が運営している学生寮もありはします。敷地内にジムやテニスコートがあり、すぐ近くにスーパーがあるなど利便性に優れて20平米月€880くらい。高い…東京の港区とそんなに変わらないでしょうか?さらに、キャンパスまでは自転車で行けはするものの冬は寒いのでバス通学。結局交通費もかかってはしまいます。ほんと理工キャンパスを僻地に設置するのやめてほしい。理系が何したっていうんだ…

2020年10月にミュンヘンとガルヒングの中間地点に私営の学生寮が新しくオープンしたんですよね。€650~850くらいでジム・屋上庭園付き、ガルヒングキャンパスまで地下鉄で15分。悪くはない。ただ寮の隣がガソリンスタンド…私には無理だ、ナフタ臭に耐えられない。立地も悪くなく部屋の使い勝手も良さそうなので、臭いに耐性がある人にはぜひおすすめしたい物件ではあります。

私は最終的には通学時間を選んでガルヒングの私営学生寮にしました。

学生寮の一部屋を借りることになったんですが、不思議なことに貸主は個人なんですよね。学生寮のサイトから申請して管理会社から直接借りるケースもあるようなのですが、学生寮の一部屋を投資(というよりも固定収入)のために購入する方が一定数いらっしゃるみたいなんですよね。天下のTUMキャンパスに近いとなると空き部屋になることがほっとんどないでしょうし、妥当な投資ですよね。

大まかなドイツの部屋探し事情を頭に入れていただいたと思うので本題のお部屋の探し方です。詳しくは「ドイツ 部屋探し」でググっていただけたらより詳細な情報が手に入りますので、ドイツでの部屋探しに本腰を入れる暁にはおググりくださいませ。

登録料無料の不動産サイト。部屋探しだけでなく、フラットメイトも募集できます。さらには”部屋探してますアピール”ができます(←なんやねん)。興味のある物件の家主にこのサイトのDMを通して直接コンタクトを取る形になります。最後のログイン時間が表示されるんですけど、家主の方たちはほんっとにログインしないんですよね。週1ログインしていたらいい方。私がコンタクトをとっていた方は、交渉の最中だというのに2週間もログインされていませんでした…(ストーカーか!)

おそらく最大の不動産サイト。他の不動産サイトでも「詳細」をクリックするとここに飛ぶことが多いです。wg-gesucht.deと同じく興味のある物件の持ち主にDMを送る形式でコンタクトを取ります。基本は無料で使えますが、課金すると自分からのDMが優先的に家主アカウントに表示される等地味にpriorityがつきます。そこそこ課金すれば前金を保証してくれるプランにも入れ、初期費用を抑えることができる可能性もあります(全部独語だったので詳しくは知りません)(前金は一般的には2か月分の家賃+α)。ここはすべて独語表示なので、頑張ってください。課金せずに家主にDM送りまくっていましたが、1通も返ってきませんでした。ログイン率が低いのか、課金勢の圧倒的勝利なのか…

  • 大学の掲示板

例えばTUMではTUM apartment listingsがあって、ミュンヘンやガルヒングの個人所有の空き物件がリスティングされています。部屋を探している人のための掲示板もあり、未来の家主に自分をアピールすることもできはします。TUMアカウントでこのポータルサイトにログインすると家主の連絡先があるので自分で直接連絡する形になります。solidな運営があるわけではないので、情報が古いことも多々あります。ただ、借主がTUM生というのもあって、他で契約するよりも借主としての信頼度は気持ちアップです。ただ、どこまでも個人間の契約になってしまうのでトラブルには十二分にお気を付けください。結局ここから5件ほど応募して、ラッキーなことに1件契約までこぎつけることができました。連絡とっていた時も私は借りる側というのもあって即レスだったんですけど、先方からの返信は1週間後が普通…貸す気あるのか?と何度も思いました笑 お金に困ってないんでしょうね…うらやましい限りで。

ドイツに住む日本人向けのコミュニティで大都市ごとの掲示板もあります。facebookグループに登録していて損はありません。条件と時機が合えば、共有フラットや部屋、コロナ禍には長期のホテル一部屋割引貸し等が見つかります。相手は日本人なので言葉の壁は低いですが、こちらも個人間のやり取りなのでトラブルにはお気を付けください。

  • 日本人向けの不動産サイト

2件ほど存じ上げておりますが、学生向けの部屋は多くはないので、お金に少し余裕があって家主とのやり取りでイライラしたくない方は是非ご利用ください。

Mr. Lodge

ユーロエステート

  • Airbnb

最終手段として、ホテル長期滞在と同列に並ぶのがAirbnb。なんならガルヒングの学生寮もairbnbで30泊以上の貸しに出されているんですが、待てど暮らせど家主から連絡がこない!!!コンタクトも取らずにいきなり予約するのは絶対あきません!キャンセルしても最初の30泊分返金しないとかざらですからね。ちゃんと注意事項を隅々読んでください。Airbnbでも長期出張者向けの家具付きの1DKが月€1,200くらいでも見つかります。ここはオフィシャルサイトもちゃんとあるのでそこから部屋を選ぶのもアリです。

他にも明らかにwindows XP時代のサイトだろっていうような不動産サイトも調べましたが、頼りになるのは結局wg-gesucht.de, Immo Scout24, 大学の掲示板ですね。あとは私営学生寮のHPからも応募が出来はするのですが、どこも自動返信すらなくサイレントでした(TUMアドレスで独語で送ったのに!)(会社が運営してるんやから自動返信くらい用意しなはれ)。一応、Quokaというフリマポータルサイトでも部屋探しはできるのですが、私は独語バリバリできるわけではないですし、部屋をここで探して決めるのは少し心配だったのでお勧めはしません。独語の先生が「ここで自転車タダで譲ってもらったらいいよー」と言ってはいたので、トラブルが起こりにくく、少ない回数で済む物のやり取りなら大丈夫だとは思いますが…


家主との連絡tips

媒体は何であれ、家主とコンタクトを取らないと何も始まりません。ネットには50件応募して1件返信来たらいい方なんて書いてあって震えましたが、私の場合は20通くらい書いて自動応答も含め5通返ってきました。まだまし。不採用(?)の場合もサイレントがほとんどなので、返信があっただけでも奇跡です。自己紹介・希望する居住期間を伝えた後は、注意事項の確認や内見日の設定などをするわけですが、家主からの返信は1週間は普通にかかることもあるので時間に余裕をもってやり取りを始めてください。

最初にこちらからメッセージを送るときに何を書けばいいかについてはググれば出てくるので簡単にしかご紹介しませんが、なるべくドイツの大学(院)の学生アドレスで、ドイツ語で書かれることをおすすめします。2020年の今の時代はありがたいことにGoogle先生がいらっしゃるので最大限に頼りましょう!丁寧な表現であるかはしっかり確認してくださいね。

  • 自己紹介

年齢や通う大学(院)、そこでの専攻。ただ、ここで「日本人」であることを明記するのを避けた方がいいと欧州にルーツを持つ私は思います。ドイツは比較的そんなことないでしょうが、21世紀になった今でも日本人は海外ではカモにされがちなので…代わりに「日本の○○大学を卒業しました」程度でいいと思います。貸主によっては、ルールに厳しい日本での生活経験がプラスに働く可能性はあります。

  • 部屋に関して

希望する借入期間、その部屋に興味を持った簡単な理由、ペットの有無、喫煙の有無、その他疑問点等。6カ月、12カ月単位の契約が多いです。とくに学生向けは又貸し不可のところが多いのでその可否を確認しておくと事前にトラブルを回避できます。

  • 支払い能力

貸す側からすると借り手がきちんと家賃を払ってくれる人なのかなるべく最初のうちに見極めたいものです。ドイツでは信用スコアとしてSCHUFAなるものが存在し、部屋を借りる時にはここでのスコアを家主に提出する必要があることが多いです。家賃から携帯料金まで滞りなく払っているか、ここに記録されます。ただ、ドイツに住んでいないとそもそもこの信用情報に登録されません。では海外から初めてドイツに暮らす場合にはどうしたらいいのか。方法は2つあります。ドイツ掲示板経由で日本人がいるフラットに住まわせてもらってSCHUFAに登録されるかSCHUFAを要求しない部屋を探すか。どちらも時機やらお金の問題でなかなか難しいのが本音です。部屋の貸し借りは個人間のやり取りがほとんどなので、SCHUFAの提出を住居者募集のページで求めていても、家主さんに「ドイツ在住経験がなく、そもそもSCHUFAのスコアが存在しない」ことを早めの段階でお伝えし、他の方法で支払い能力を見てもらえるか確認しましょう。では、どうやって支払い能力を示すのか。奨学金を貰うならば、その旨を伝えましょう。毎月のおおよその奨学金支払額も記載していると参考になります。やり取りが進むと、奨学生採用書のスキャンを送るといいでしょう。奨学金を貰わない場合は、誰がドイツでの生活費を支払うのかを伝えるといいと思います。契約が見えてきたら、よくビザ発行時に要求される十分額入った通帳のコピーを出すのが一般的だと思います。家主さん曰く「希望者が多く、1人に絞るの大変だから支払い能力が高い人を選ぶ。多額の奨学金を貰っている人だと有利なのは事実だよね。」と。これまた厳しい現実。奨学生勝ち取るのはほんとに数少ない一握りなのに…やっぱり世の中お金ですよねぇ。

  • 連絡先

メールアドレスや連絡のつく電話番号(特にすでに現地にいる場合)、そして連絡のつく時間帯を明記しておきます。

日本からでもできることはこれくらいでしょうか?Germans are strictなんてよく言われますけど、メールの返信は学生相手というのもあるかもしれませんが、ほんとに遅くて適当だったので、そこは粘って頑張ってください。中にはこっちの文章読んだか?と疑いたくなるようなご返信をご丁寧に送ってくださる方もいらっしゃいますが、こちらはどこまでも下の立場なので我慢しましょう…とりあえず私の中で「ドイツは厳格な国民性」神話は崩れ去りました。オカン曰く、これはベルリンの壁崩壊と同時に起こったと言っても過言ではないそうです(当時国費留学でドイツにいた人間)。

余談ですが、現地に行く前にamazonで1カ月程度の欧州フリーSIMを購入してから、現地でSIM探すのをおすすめします。フリーSIM1つ買うにも場所や会社によってはえらいめんどくさくなることがあるので…


以上、ドイツ、とりわけミュンヘン・ガルヒングでの部屋探しで私が体験したことを書きましたが、私のあくせくした姿が想像できましたでしょうか?ラッキーなことに現代はインターネットが普及していて、いろんな方の部屋探し経験を読めたので助かりました。ドイツでの部屋探しをされる方がいらっしゃいましたら、私がめちゃめちゃ応援していることを忘れないでください。幸あれ!

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